ご〜とく日記 in アメリカ

アメリカ生活や旅行など、ライフスタイルについて呟きます!

米国エリート学生と日本のエリート学生

現在は私はアメリカのIvy Leagueの大学で交換留学している。Ivy Leagueはアメリ東海岸の名門大学の総称であり、ハーバート、コロンビア、プリンストンなどが含まれる。これらの大学の合格率は5%ほどであり、入学がとても難しいだけでなく授業もハードである。そこで日本のエリート学生と米国のエリート学生がどう違うか見解を述べていきたい。

 

正直なところ、米国のエリート学生の方が知識量やスキルは平均的に高いと感じる。というのも、米国のエリート大学では課題が山のように出され、それをこなしていくだけで自然と知識とスキルが身についていく。また米国ではGPA(成績)が大学院入試や入社試験で重要視されているため、みんな高い成績を取ろうと必死である。日本で教授のオフィスアワーがあってもほとんど人は見かけないが、アメリカでは多くの学生が質問している。

しかも普段の学業に加え、多くの学生は長期休みに10週間程度の長期インターンやリサーチインターンをする。特に金融やテック、コンサルのインターンは人気が高く、サマーインターンで100万円以上稼げるだけでなく、スキルと実務経験を高められる。

このようにアメリカは日本より大学生の競争環境は激しいため、自ずとみんな高め合っているように思える。

 

それに対して日本は、名門大学でも特に文系学部は授業が緩い傾向にあると思える。課題も少なく、テストのみで成績がつくことも多く、授業を通してのスキルや知識の向上も小さいように思える。そのため、多くの優秀な学生は長期インターンや課外活動に成長の場を求めているように感じる。その一方で時間的余裕は米国エリート学生よりあるため、自分将来何をしたいかなど、自分に向き合いやすいかもしれない。ただ、時間的余裕から、自分の突き詰めたい学問を独学やインターンなどで学びやすいように感じる。また、日本の学部のゼミ(研究会)システムは素晴らしいと感じる。自分の好きな分野を一、二年間腰を据えて研究できる機会はとても貴重だと思う。

 

総じて米国エリート学生の方がスキルと知識があるように思えるが、特にポテンシャルの差に違いがあるわけではないので、日本の学生も同じような環境で学べば同じように成長するだろうが、四年間を通して、スキルと知識の面で大きな差がついてしまっているのは否めない。また、自分でゴリゴリ勉強したり、趣味を追求したい人は、変に課題などで忙しいアメリカの大学に行く必要は内容に感じる。時間的に余裕がある日本の大学の方が、そういう人には適していそう。